7月19日開催の決算組合会において令和3年度の決算及び事業報告、並びに決算監査報告について提議が行われ、可決承認されました。
その他下記の項目についての報告がありました。
1.理事長交代及び人事異動による議員の交代について。
2.マイナカードを健康保険証に代えて使用できるオンライン資格確認の進捗状況。
3.健診予約代行について。
4.健保HPのリニューアルについての説明。
令和3年度決算(自令和3年4月1日 至令和4年3月31日)について
●一般勘定の決算概要
令和3年度の経常収支は3億7258万円の黒字で、法定給付費と高齢者負担金の負担減により前年度に比較して経常収支差は7650万円の改善となりました。
支払った保険給付費(=医療費)は8億1426万円(前年度7億1650万円)と9776万円の増加となり、また高齢者負担金が当年度に前年比7496万円の減額となった結果このような決算となりましたが、今後高齢者が増加していきますので、高齢者負担金の増加傾向に変わりはありません。
法定給付費が増加となったのはコロナ禍による一時的な減少から通常モードにもどりつつあるものと見られます。
今後、ワクチン接種が進んでも第7波のように感染者が膨らめば保険給付費の増加も見込まれますし、高額な新薬利用の対象者が出れば、その件数が少なくてもすぐに財政運営が厳しい状態になる可能性が高いと考えられます。
●介護勘定の決算概要
令和3年度の経常収支は、令和2年度に赤字と見込となったため保険料率の改定(13→16‰)を行ったので、175万円の黒字となりましたが、令和4年度には再度赤字転落となる見込みとなったため、保険料率引上げ(16→18‰)をすでに決定しております。
高齢者の増加により今後とも国へ納付する介護納付金も増加していくと思われ、状況によってふたたび料率変更を行う可能性もあります。
●決算残金処分・財産保有状況
(一般勘定)
収入決算額 2,921,545,855円 支出決算額 1,769,121,811円 差引 1,152,424,044円
決算処分としては、繰越金 1,152,371,586円、財政調整事業繰越金 52,458円となりました。
(介護勘定)
収入決算額 207,496,767円 支出決算額 188,475,009円 差引 19,021,758円
決算処分としては、繰越金 19,021,758円となりました。
以 上