7月17日開催の決算組合会において下記事項について可決承認されました。
1.令和元(平成31)年度決算・事業報告及び決算監査報告。
2.健康保険組合連合会が所有する「大阪中央病院」(大阪市北区)の事業譲渡に伴い、連合会に所属する各健保組合が出資していた再構築支援金100万円が返却されることになり、その資金(準備金相当額)について「出資金」から「現預金」に保管替(科目振替)すること。
3.厚生労働省保険局保険課より発出された令和2年4月6日付け事務連絡「健康保険組合における事業継続について」の発出を受けて、非常時における健康保険組合の体制整備を進めるため規約及び組合会会議規則を変更(テレビ会議だけでなくWEB会議及び書面審査も可とすること)すること。
その他下記5項目についての報告がありました。
1.新型コロナウィルス禍により組合会議員の任期を延長したこと。
2.阪和興業社員への給付に限り、事業所経由での支払いに変更すること。
3.特定保健指導の対象事業所を拡大すること。
4.健康診断予約について業務効率化を行いたいこと。
5.2020年4月・5月における健保組合の状況。
令和元(平成31)年度決算(自平成31年4月1日 至令和2年3月31日)について
●一般勘定の決算概要
令和元(平成31)年度の経常収支は前々年度の保険料率(84→96‰)の改定が功を奏し、4億5969万円の黒字となりましたが、法定給付費と高齢者負担金の増加により前年度に比較して経常収支差は1億8044万円の悪化となりました。支払った保険給付費(=医療費)は7億2808万円(前年度6億7259万円)と5548万円の増加となっている上に、高齢者負担金が前年比2億314万円の増額となった結果このような決算となりました。次年度においては保険給付費の増加等も併せ、なお一層の厳しい財政運営が強いられる見込みであります。
●介護勘定の決算概要
令和元(平成31)年度の経常収支は、前年度において保険料率の引き上げ(10→13‰)が行われましたが、当年度より全面的に総報酬割となりましたので、120万円の赤字となりました。本年2月開催の予算組合会において保険料率の改定(13→16‰)を行いましたので、令和2年度の決算は多少の改善が見込まれます。
●決算残金処分・財産保有状況
(一般勘定)
収入決算額 2,314,749,823円 支出決算額 1,855,052,275円 差引 459,697,548円
決算処分としては、繰越金 459,637,455円、財政調整事業繰越金 60,093円となりました。
(介護勘定)
収入決算額 156,825,395円 支出決算額 143,612,379円 差引 13,213,016円
決算処分としては、繰越金 13,213,016円となりました。
以上